歯周病とコロナの関係性
2020.08.24更新
歯肉の歯周ポケット内は、約700種類の細菌達が住む世界です。
この細菌達は6グループに分類されます。
その中の最も歯周病原性が高いグループは、レッドコンプレックス
と呼ばれる3種類の歯周病悪玉菌です
レッドとは血の色を意味し、彼等は血液中の鉄分とタンパク質を好みます。
レッドコンプレックス菌軍の細胞膜に含まれる毒素エンドトキシンが、歯周ポケット内皮に潰瘍を作り、そこから血液中に侵入し、菌血症を引き起こします
勿論、その潰瘍面からコロナウイルスの侵入リスクも高まります。
わざわざ肺から血液中に侵入しなくても、容易に歯肉内皮から侵入できると言う訳です
ですから、「朝起きた時に血の味がする」「ウガイやブラッシングをした時に出血する」という方は要注意です!!
歯周病悪玉菌レッドコンプレックスのコントロールはコロナウイルスの感染予防に役立ちます
それには定期的な健診が大切です
当院ではコロナ対策もしっかりしていますので、安心して来院してください
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