今日はコロナウイルスと喫煙についてお話されていただきます。
コロナウイルスはその名が示す通り「太陽のまわりに見える王冠」のような形状をしておりウイルスの突起した部分が粘膜細胞のACE2受容体というタンパク酵素と結合して、細胞内に侵入。増殖して細胞を破壊します。
そして、細胞内から血管内に侵入し、すい臓・肝臓・腎臓・精巣等に全身感染していきます。
又、血管壁の細胞を攻撃して炎症を起こし、血栓(血のかたまり)を形成し脳梗塞、心筋梗塞を起こしたりします。
特に喫煙者の場合は、肺の中の空気を取り入れする肺胞細胞にタバコのタールが沈着して、機能しにくい状態になっています。
そこへコロナウイルスが侵入すると、残っている正常な肺胞細胞に侵入し細胞を破壊して、空気の取り入れができなくなり、水の中で溺れたような状態になり、急激に全身状態が悪化します。
ですから喫煙する前にしっかりと手洗い、消毒してコロナ感染しないよう気をつけて下さい。
喫煙により肺がん等による確立は高くなりますが、それは10年、20年先です。
しかしコロナ感染は手指の消毒をしないで喫煙すると10日で感染する危険性が高くなります。
どうか、命を大切にして下さい!!