オーラルフレイルはお口と体の黄色信号!
例えば「胸が痛い」と感じれば、多くの方がすぐに病院で診てもらおうとするでしょう。
でも、「歯が痛い」であれば、しばらく様子をみようと思う方が多いのではないでしょうか。実はお口は体の健康と非常に密室な関係を持っているのです。
8020運動は、80歳で20本以上の自分の歯を残すことが目標。
その歯を上手く使うためにも、お口の機能が重要です。
そのために注目されているものが「オーラルフレイル予防」です。
まず、「フレイル」とは何でしょうか?
フレイルとは虚弱の意味で、筋力や心身の活力が低下し、生活する力が衰えていく状態を指します。
加齢によって、健康な状態から要介護に進む中間地点のことです。
しかし、そのことに気づき、生活習慣を見直すことで健康な状態に戻ることができます。
フレイルは、体はもちろん、心の要素、社会的要素といった複数の歯車が噛み合って進行します。
そのフレイルと相互関係にあるのが、口腔機能の低下である「オーラルフレイル」です。
これは、口に関する些細な衰えが心身に影響を及ぼす状態です。その黄色信号に気づき、元に戻そうとするのが、オーラルフレイル予防です。
次回へ続く・・・