シニアはメタボよりフレイル対策!?
まず、フレイルとは?
体力や気力の余力が減り、心や体、社会的な機能が低下した状態のことです。
長時間放っておくと要介護状態になる危険性が高くなります。
該当するものにチェック!
□この半年くらいの間に体重が減った
□疲れやすく何をするのも面倒だ
□横断歩道を青信号の間に渡れなくなった
□ペットボトルのふたを開けるのが大変だ
□趣味の集まりに出かけなくなった
□食欲がない
□1日の食事回数は1~2回のことが多い
年をとると、自分では気づかぬうちに栄養不足になっている方が見受けられます。中年期にはメタボに注意しますが、高齢期には低栄養やフレイルにも気をつける必要があります。
どんなことに気をつければ予防できるのか見ていきましょう。
中年期と高齢期の違い
中年期
目標→メタボの予防(肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症)
食事→エネルギーの摂りすぎ注意
お口→虫歯や歯周病の治療・定期的な歯科検診
高齢期
目標→フレイルの予防
食事→エネルギーとたんぱく質の不足に注意
お口→口腔機能低下の予防
《フレイル予防3カ条》
1 体重減少に要注意
2 しっかり噛める、お口をつくる
3 1日3回、3つの皿をそろえて食べる
(配食サービスの活用、10の食品)
誤嚥性肺炎に注意
お口の中が不潔になり、細菌やウイルスが増えて唾液ともに肺に入ったり、食べ物が誤って肺に入ることで起きる肺炎のこと。
繰り返すと体力が低下し、生命が危険な状態になります。
お口の中を常に清潔にして、お口の働きを高める訓練をすることで誤嚥性肺炎は予防できます。
次回お口のはたらきアップ体操をご紹介します